【感想】ジュラシック・ワールド / 新たなる支配者 エクステンデッド・バージョン|広げた大風呂敷とイナゴ

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基本は劇場公開時の感想ですが、2023年1月にエクステンデッド・バージョンも鑑賞したため最後に追記。

2022年7月29日に公開された『ジュラシック・ワールド / 新たなる支配者 (原題: Jurassic World: Dominion)』

前作『ジュラシック・ワールド / 炎の王国』 (ほんとにこの邦題がキライ) のラストで今シリーズが「ジュラシック・『ワールド』」である理由が明かされた衝撃から4年。

字幕で鑑賞したので、前作みたいに説明が省かれてる部分があるかも知れませんがネタバレありな感想を。

 

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 4K Ultra HD+ブルーレイ(トートバック&アクリルチャーム付限定版)

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ストーリー

 

〈ジュラシック・ワールド〉のあった島が火山の大噴火で壊滅、救出された恐竜たちは、世界中へと放たれてしまった。

あれから4年、オーウェンとクレアは恐竜の保護活動を続けていた。

一方、サトラー博士は、世界各地から恐竜を集めて研究をしているバイオテクノロジー企業の巨人バイオシンをある目的から追っていた。

そこへグラント博士も駆けつけ、マルコム博士に協力を求める。

人類と恐竜の共存の前に立ちはだかる、バイオシンの恐るべき計画とは─―?

オーウェンとクレア、そして3人の博士は大切な命とこの世界の未来を守ることが出来るのか?

Prime Video ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(吹替版) より

 

感想

何も考えずに見ると楽しめるアクション映画かなとは思うけど、続編と期待していくとう~ん...と感じざるおえないかなと思ってしまう今作。

『ジュラシック・ワールド』組のオーウェンやクレアは、メイジーとブルーの子ども「ベータ」が誘拐される話を中心にストーリーが進行。

変わって『ジュラシック・パーク』組のサトラー博士やグラント博士、マルコム博士は、各地の農作物を荒らしている巨大イナゴの謎を中心にストーリーが進んでいくのが中盤までの流れ。

後半では、それぞれの裏でバイオシン社が関係していることが判明。バイオシン社が管理する研究施設「バイオシン・サンクチュアリ」がメイン舞台に移り、いつも通りの箱庭恐竜パニックへ...というストーリーでした。

 

がっかりの連続

前作のラストから続く恐竜が解放された世界 (ジュラシック・ワールド!)を舞台にしているものの、肉食恐竜はほぼほぼバイオシン社が捕獲・収容した状況で、野生に残っている恐竜のほとんどは草食恐竜だけ。

しかもそのほとんどがロックウッド公園内に留まってるというがっかり展開だけで恐竜が開放された世界は終わり()

一応マルタ島の市街地にある恐竜の密売場が舞台になり、街中でオーウェンと恐竜の007ばりのバイクアクションががっつり楽しめるようになってはいますが...

そしてせっかくオーウェン&ブルーコンビの対になるサントスがいるのにブルーは子供が拐われる以外とくに出番もなしで、そのサントスも深掘りされるわけでもなくマルタ島の途中でいなくなってしまう始末。

そして、ちょくちょく出てくる巨大イナゴ。

確かに現実でも2020年に発生した蝗害でアフリカや中東・アジアでも被害が大きく出ているので、あんな巨大イナゴが群れで出現すれば大問題ではあるけど、こっちとしては「ジュラシック・ワールド」を観にきてるわけです。

この作品はシリーズ集大成と謳っており、前作ラストから期待された解き放たれた恐竜が起こすパニックもなく、ましてや恐竜よりも巨大イナゴが重要な要素として提示されることになればそりゃガッカリ感も出てくる。

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緊迫感のなさ

『ジュラシック・パーク』組の3人の博士が登場するのは嬉しいけど、やっぱり合流してからの人数が多すぎた。

ギガノトサウルスが現れても揃ってぞろぞろ逃げるからせっかく襲われてるのにスピード感に欠けるし、メンバーに脱落者が出ないのもわかるからギリギリな緊迫感もなし。

また、メイジーも前作のラストで恐竜を解放したことについての心情や重要性が特に描かれず、「バイオシン・サンクチュアリ」内ではあのポーズをさせたいためだけに急に飛び出してくるところもなんか冷めてしまったところ。

散々やらかしてきたウー博士もちょろっと悩んだかと思えばさらっと流されて許されてるし...

極めつけはさんざん恐竜に襲われた後に、最後とってつけたかのように恐竜との共存もできるって言い出すけどとてもそう思えずに終わるという。

 

広げすぎた結果

広げた大風呂敷を盛大に畳もうと、人数と要素を盛々にしすぎてどの要素も薄味になってしまった感が否めないですね。

そもそもストーリーにNetflix『ジュラシック・ワールド / サバイバル・キャンプ Season 4・5』に登場した設定が取り入れられ進んでいくので、恐竜を操る謎技術やバイオシン社と唐突に登場してくるルイス・ドジスン、そしてそのドジスンの社長室に『ジュラシック・パーク』でネドリーが紛失したはずのシェービングクリーム缶があった理由なども説明無しなんで知らない人はポカーンと置いてけぼり。 (ちなみにわたしはNetflix『ジュラシック・ワールド / サバイバル・キャンプ』も全シーズン視聴済み)

 

最後に

見たかったであろう恐竜が放たれた後の世界で騒ぎになるモンスターパニックな映像が、公開前に出されたものがそのほとんどになるとは思いませんでした...

今作が『ジュラシック・パーク』シリーズの集大成と謳ってるけど、また新たなシリーズがつくられるでしょう。

やっぱり動く恐竜は楽しいし、それも期待しときます。

前作ラストを考えるともっとスケールの大きいストーリーになるかと思いきや、まさかこんな小粒な展開になるとは思わなかったな〜

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【追記】エクステンデッド・バージョンを鑑賞 (2023年1月)

映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』プロローグ映像

映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』プロローグ映像 - YouTube

14分の映像が追加されたエクステンデッド・バージョンをBD盤日本語吹替で鑑賞。
追加されたシーンも冒頭に『プロローグ』、本編ラストの「バイオシン・サンクチュアリ」からヘリで脱出した後のシーンが劇場公開時のぶつ切り駆け足で終わった流れよりも一つ一つのシーンが長く丁寧になっている?くらいしか違いがわからなかったです。

ただ冒頭に『プロローグ』が追加されたことにより本編ラストでのティラノサウルスとギガノトサウルスの対決にも意味が出てきたり、ラストシーンの流れがゆったりになったからか吹き替えで見たせいなのか、字幕で観た時に感じた「恐竜との共存はできるはず」という楽観的な希望よりも、「人間も恐竜と共生せざるを得ない」という諦めのような感情が強くなりこちらのほうがまだ納得感を感じました。

洋画は字幕と吹替の両方で見る必要があると改めて実感。

監督自身もインタビューで語っていましたが、今回BDに収録されたエクステンデッド・バージョンが本来の完成版になり、商業的な理由から上映時間が長すぎると配給会社から指摘があったため少し短く編集され上映されたのが劇場公開バージョンになります。

 

『Battle at Big Rock』は必見!

Battle at Big Rock

Battle at Big Rock | An All-New Short Film | Jurassic World - YouTube

『Battle at Big Rock』もぜひ!前作『ジュラシック・ワールド / 炎の王国』の監督であるJ・A・バヨナが手がけた短編作品で、『炎の王国』の後に恐竜が世界に入り込んでしまった結果生じる混乱を存分に味わうことができます。

YouTubeでは英語版のみですが、BDやDVDにはちゃんと日本語吹替版も収録されています。

 

Prime Video見放題・WOWOWでの放送について

確認したところ本編時間が147分なので劇場公開バージョンのようですね。

もしエクステンデッド・バージョンを見たい場合は、BD配信版のエクステンデッド・バージョンを購入かレンタルする必要があります。

ちなみにDVDにエクステンデッド・バージョンは収録されていませんのでレンタルの場合は注意が必要です。