【感想】Netflix『ジュラシック・ワールド/サバイバルミッション シーズン3』|映画の裏側を深掘りするエピソード

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2025年4月3日からNetflixで配信が開始されたアニメシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/サバイバルミッション シーズン3』

今シーズンは、映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』と時間軸が密接にリンクしており、シリーズファンにとっては見逃せない内容となっています。

映画の裏側で繰り広げられていた壮大なジュラシック・ワールドの世界を堪能できる作品でした。

全10話視聴したのでネタバレありの感想でも。

 

『ジュラシック・ワールド/サバイバル・ミッション』シーズン3 予告編 – Netflix

『ジュラシック・ワールド/サバイバル・ミッション』シーズン3 予告編 – Netflix - YouTube

 

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感想

日常に侵食する恐竜の脅威

シーズン1では、映画『ジュラシック・ワールド/炎の王国』後の世界を舞台に、恐竜が人間社会に現れた様子が興味深く描かれ非常に楽しめました。

一方のシーズン2では、ブルックリンの失踪や恐竜を密輸する謎の組織にヌブラルシックスが迫っていくという内容でしたが、キャラクターの突拍子もない行動や仲間内でのギスギス展開がメインになっていたので、個人的にはあまりおもしろくありませんでした。

しかし、シーズン3では、再び恐竜が人間社会に深く関わるスリリングな展開が繰り広げられます。

 

魅力的な新キャラクターたちが登場

シーズン3では、新たなキャラクターが登場しました。

ベンの恋人であるジアは、古生物学を研究する大学生です。

また、ジアが居候する家の主であるノンナも登場します。

ノンナは親戚が恐竜に食べられたと信じており、恐竜のことを嫌っているおばあちゃん。

しかし、ケンジとの交流や、スムージーとの触れ合いを通して、彼女の心境に変化が見られるなど、人間ドラマとしてはベタですが結構好きな展開でした。

 

映画『新たなる支配者』の空白を埋める裏側の物語

この『サバイバル・キャンプ』『サバイバル・ミッション』シリーズは、単なるスピンオフではなく、映画「ジュラシック・ワールド」シリーズの出来事と並行してストーリーが描かれるので、シリーズファンにはたまらない仕掛けが満載です。

今回のシーズン後半では、映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の裏側で何が起きていたのかが明かされます。

  • サントスとドジスンの関係性:

映画ではそこまで関係性が深く見えなかったサントスとドジスンでしたが、アニメではサントスがドジスンから密売の権限を奪おうとしていたことが明らかになります。

二人のビジネスライクな関係性の裏に隠された野心が描かれ、映画のストーリーにも深みが増します。

また、メイジーやベータの誘拐計画、そしてデラコートの名前も登場し、映画の重要な要素と繋がっていることが分かります。

  • マルタの街の被害状況:

映画では、オーウェンやクレアがアトロキラプトルに追われるシーンが印象的でしたが、その裏側では、マルタの街が恐竜によって深刻な被害を受けていました。

パニックに陥った市民が多数肉食恐竜の餌食となり、交通事故も多発。

混乱の中、空からはディモルフォドンが容赦なく襲いかかるという、まさに地獄絵図のような状況が描かれていました。

映画では描ききれなかった、恐竜が人間社会に解き放たれたことの恐ろしさをまざまざと見せつけられます。

  • イタリアのピロラプトル:

物語の序盤、イタリアで突如出現したピロラプトル。

イタリアに恐竜がいるはずがないのですが、イタリア北部の人里離れた渓谷に「バイオシンサンク・チュアリ」があるため、そこらか逃げ出した個体のようです。

映画『新たなる支配者』で、オーウェンとケイラの前に現れたピロラプトルとの関連性は明確には示唆されていませんが、時間軸を考慮すると、この個体が映画に登場する個体である可能性も。

次なる舞台へ

そして、次のシーズンでは、ついにバイオシン・サンクチュアリが舞台に。

バンピーを助けることがメインになりそうですが、映画『新たなる支配者』の裏側で何が起きていて、ヌブラルシックスたちとどのように繋がっていくのか今から楽しみです。

 

最後に

『ジュラシック・ワールド/サバイバル・ミッション シーズン3』は、シーズン1を彷彿とさせる、恐竜が人間の社会に進出してくる混乱や、映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』とストーリーが深くリンクしている点が、シリーズのファンにとって目が離せない内容でした。

また、今シーズンから登場した、ジアとノンナも魅力的でした。

映画では詳しく描かれることのなかった、サントスとドジスンの関係性、マルタの街で繰り広げられた恐竜による悲惨な被害状況、そしてイタリアに現れたピロラプトルのエピソードなど、映画の裏側を深く理解する上で非常に重要なシーンが満載で、かなり楽しめます。

地味にマルタでのアトロキラプトルの描かれ方や、サントスの結末が映画とは微妙に異なっていた点も、今後のストーリーにどう影響してくるのかが非常に気になります。

それにしても、恐竜使いの女は何やったんや...