【感想】三茶のポルターガイスト｜最恐の心霊スポットに迫る

2023年3月24日に公開された映画『三茶のポルターガイスト』

監督は後藤剛、プロデューサーは叶井俊太郎。

オカルト界隈では有名な角由紀子さんが東京・三軒茶屋にあるヨコザワ・プロダクションで起こる現象に迫るドキュメンタリー映画。

Amazon Prime Videoで視聴したのでネタバレありの感想でも。

ストーリー
感想
最後に

ストーリー

東京・三軒茶屋の雑居ビル。

そこにある某芸能プロダクションがレッスンスタジオとして使用しているフロアは、昼夜を問わず様々な超常現象が多発することで広く知られ、すでに数多くのメディアに取り上げられている。

部屋中に漂う線香の臭い、誰もいない部屋で揺れるカーテンやスケジュール表、振動し、点滅する照明器具、ドン!ドン!と壁を激しく叩く音や声、水を吹き出す鏡…。

トリックもフェイクもCGも一切なしのリアルなポルターガイスト現象、そしてカメラの前に人間の姿をした白い影が浮き上がり、人間が入れるはずのない場所から白い手が現われた！

ホラードキュメンタリーの歴史を変える真実の記録！！

引用：Amazon Prime Video 三茶のポルターガイストより

感想

今作は、東京・三軒茶屋にある芸能事務所「ヨコザワ・プロダクション」を舞台にした心霊ドキュメンタリー映画。

この事務所は、とりあえず行けば何かしらの心霊現象が撮影できるとYouTubeでも話題になり都内最恐の心霊スポットと言われる場所です。

前半ではヨコザワ・プロダクションで起こる怪現象を再現映像などを踏まえて紹介。

後半ではマジシャンや不動産屋、内装業者を招いて現場を検証する流れでした。

映画として公開はされていますが、作品としてはあくまでもYouTubeの域を出ていない感じですかね。

ちなみに私は、1990年代〜2000年代のオカルトブームを直撃し、心霊・UMA・都市伝説が嫌いなわけないじゃん！って感じのどストライクな世代。

個人的には何でもかんでも信じるビリーバーではなく、スタンス的には「いたら楽しいし、起こったらおもしろいじゃん」な懐疑派ですかね。

ちゃんと科学的に説明できることはちゃんと否定したいですし似非科学は嫌いです。

心霊現象の紹介と検証

ヨコザワ・プロダクションでは、「線香の香りがする」「ホワイトボードが激しく揺れる」「掛け時計が落下する」「鈴の音や声が聞こえる」「鏡から水が出てくる」「白い手が床や天井、棚などから出現する」など、さまざまな現象が報告されているわけなんですが、ホラーとして見せたいのか検証として見せたいのか、どっちつかずな中途半端な印象でした。

再現映像を制作しているのに撮影場所が別のスタジオだったり、回答もふわふわしているマジシャンや不動産屋に心霊現象を聞いたりと説得力のない映像も多かったです。

途中、いしだ壱成とやくみつるが自身に起こった不思議な体験を話すのですが、ヨコザワ・プロダクションとの関連性も薄く、なぜ出てきたのか意味がわからなかったです。

YouTubeを見てるときから思っていたのですが、現象を本気で検証をしたいのなら初めから内装業者に頼んで全部取っ払ってから検証をすればいいのでは？と思ってしまいますね。

そちらのほうが映像にまだある程度の信頼性ができた気がします。