日本では2023年2月からDisney+で配信された『クリミナル・マインド16 FBI行動分析課:エボリューション』
2020年にシリーズは一旦完結したものの、配信限定で3年ぶりに復活!
キャストもオリジナルメンバーがそのまま出演しています。
2023年11月からはWOWOWでも放送され全10話を視聴したのでネタバレありの感想でも。
クリミナル・マインド/FBIvs.異常犯罪:エボリューション|予告編|凶悪犯罪系海外ドラマの決定版|Disney+(ディズニープラス) - YouTube
Sponsored Links
ストーリー
シリアルキラーが出現すると全米各地に飛ぶ、FBI(米連邦捜査局)のプロファイラーチーム“BAU(行動分析課)”。
しかし昇進したプレンティスはBAU以外の業務で忙しく、ロッシは1年前のある出来事から情緒不安定になり、リードとシモンズはチームから離れ、ガルシアがFBIを去るなど、チームはばらばら同然。
そこへワシントン州にいたルイスから、一度に16体もの他殺体が見つかったとの連絡が。
一方、ヴァージニア州では一家殺害事件が起き、メリーランド州ではある少女が誘拐され、その両親が殺された。
プレンティスがFBI上層部からBAUの国内テロ部門への統合をほのめかされる中、各地に向かったメンバーは、各事件に関連性があることに気付く。
感想
『クリミナル・マインド FBI行動分析課』とは
『クリミナル・マインド FBI行動分析課』は2005年から2020年までアメリカで放送され、全15シーズン制作された1話完結の犯罪捜査ドラマシリーズ。
WOWOWの放送では『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のタイトルですが、その他の放送やDVDでは『クリミナル・マインド / FBI vs. 異常犯罪』表記になっています。
スピンオフ作品も2作品、韓国でリメイク版も制作された世界中で人気を博したシリーズです。
アメリカ連邦捜査局 (FBI)の行動分析課 (Behavioral Analysis Unit = BAU)が、地元警察と協力しアメリカ各地で発生する凶悪犯罪を分析し、捜査して解決するストーリー。
BAUのメンバーはそれぞれが異なる専門分野のスペシャリストで、そのキャラクター性がドラマの魅力にもなっています。
ちなみにBAUはドラマの設定通りにバージニア州クワンティコに本部があるFBIに実在する組織。
シーズン16の特徴
殺人事件の捜査を進めていく中、犯人とは別にその裏で何者かが事件の手助けをしていることを確信するBAU。
事件を裏で操るシリアルキラー “シカリウス” をシーズンを通して追っていくことが、今回のシーズンの特徴ですね。
これまでのストーリーでもシーズンを通して同じ犯人を追うことはありましたが、今シーズンはそこからさらに踏み込んでストーリーと絡んだ展開になっていました。
キャストではジョー・マンテーニャ (デヴィッド・ロッシ役)、パジェット・ブリュースター (エミリー・プレンティス役)、A・J・クック (ジェニファー・ジャロウ役)、カーステン・ヴァングスネス (ペネロープ・ガルシア役)、アイシャ・タイラー (タラ・ルイス役)、アダム・ロドリゲス (ルーク・アルヴェス役)が続投。
マシュー・グレイ・ギュブラー (Dr. スペンサー・リード役)とダニエル・ヘニー (マシュー・シモンズ役)は今シーズンでは登場しませんが、ストーリー上は極秘任務中で登場しない設定なので役者さんのタイミングが合えば復帰もありそうですね。
(マシュー・グレイ・ギュブラーは出演に前向きな発言をしてくれています)
シーズン16の感想
ドラマ自体はファンも多く人気はあったものの、シーズン末期はストーリーの質も低下気味だったり、ホッチナー役のトーマス・ギブソンが撮影中にスタッフと揉めた末に急遽降板したりと残念なことも多く、個人的にはシーズン13の途中で脱落してシーズン14・15は見れていない状態でした...
そんな状態で見た今シーズンですが、全10話構成になりコンパクトになったからかシーズン末期よりは全体のストーリーも持ち直して面白くなっていると思いましたね。
やはり配信限定になって色々な制約がなくなったところも大きそうで、生きたまま解剖されたりと暴力描写も激しめになっています。
BAUとシカリウスの攻防、BAUメンバーそれぞれの葛藤や家族・恋人との関係性などもしっかりと描きつつ、コロナ禍などの時代背景も取り入れて制作されているのは好印象です。
ただ終了前のシーズン末期同様、暗いストーリーが続くのは相変わらず。
精神的にも荒れ放題でルークに八つ当たりするロッシや、変わり果てたBAUのオフィスにくたびれたプレンティス、チームメンバーもバラバラになって殺伐とした状態からスタート。
ストーリーが進んでいくごとにチームワークも戻り、結束力も出てくるのですがどこかスカッとはしないんですよね...
チームへの妨害工作がどうとかよりもBAUがチーム一丸となって、ズバッと事件を解決するのが見たいのよ〜
ゴールドスターの謎
10話で突如ベイリーとヴォイトの会話の中で登場した「ゴールドスター」という言葉。
その後のFBI長官とベイリー、レベッカのやり取りの中で「アメリカは二大政党制で動いていて、司法省のミスは必ずどちらかの攻撃材料に利用される」「ルビーリッジの悲劇は二度と起こしてはならない」とセリフで匂わせてる感じでは、FBIが公にしたくない出来事のようで、次シーズンにも大きく絡んできそうです。
通常アメリカでは「ゴールドスター」といえば、軍が戦死者を称えるためにその家族が授与する勲章のようですが、そちらの意味でも関係がでてくるのでしょうか?
それにしてもレベッカの目の前でどうどうとあなたに失敗をなすりつけると言ってのけるFBI長官がやばいですね。
シーズン17も撮影中
We start shooting season 2 of @criminalminds tomorrow! I’m going to miss my little rascals… I thought this was Penelope coming back for more nuts but it’s Nibbles. I’ll still be a good Squirrel Mom, we’ll adjust our schedule. pic.twitter.com/BwSLPhYuov
— paget brewster (@pagetpaget) January 16, 2024
筆者ChatGPT訳
プレンティス役のパジェット・ブリュースターもX (旧Twitter)で新シーズンの撮影が無事始まることをポストしてくれています。
どうやら降板するキャラクターもいるようで、これから次シーズンに関しての情報もいろいろ出始めそうですね。
最後に
一旦は完結したものの、今回のリブートでなんとか作品としては持ち直せた印象でした。
今シーズンで出た謎も多くあるので続くシーズン17が待ち遠しいです。
リードが復帰するのかどうなのかも気になりますね。
- まさかのシーズン1~15のコンプリートセット