2021年7月2日公開の『ゴジラVSコング』
『ゴジラ(2014)』から始まったモンスターバースも今作で第4段目。
前作『ゴジラ キングオブモンスターズ』は自分のツボに刺さりまくりなサイコーな怪獣映画になっていたため、否が応でも今作への期待が高まっていたなか劇場へ行ったネタバレありな感想を。
ストーリー
モンスターの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球。
人類が各地の再建を計る中、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務に挑み、巨大怪獣の故郷の手がかりを掴もうとする。
そんな中、ゴジラが姿を現し、世界を再び危機へと陥れていく。
その怒りの原因は何なのか。
人類は対抗措置として、コングを髑髏島から連れ出す。
人類の生き残りをかけた争いは、ゴジラ対コングという最強対決を引き起こした。
人類になす術はないのか。
ゴジラを信じ、真意を探ろうとする者、 故郷を求めるコングと心を通す少女。
怪獣を取り巻く人間たちの思惑が錯綜する。
彼らは人類の味方か、脅威か。
自然界最強の力の衝突、地球の存亡を委ねた壮大な戦いが始まった。
果たして、この頂上決戦の勝者は──。
Prime Video <レンタル>ゴジラvsコング(吹替版) より
感想
今までのモンスターバースで繋げてきたストーリーや怪獣映画のいいところをほっぽりだした今作。
正直なところ劇場で見たとき第一声に「おもんな...」って言葉がまず出てしまった作品に。
なぜそう思ってしまったかといえば『ゴジラ(2014)』から続くゴジラメインのモンスターバースだと思って見てたからっていうのが一番大きいと思う。
しかも同じモンスターバースでもコングメインで進む『キングコング : 髑髏島の巨神』と比べるまでもなくおもしろくない...
確かに戦艦の上 (ツッコムのは野暮か...) や香港での怪獣同士の対決シーンの映像はすごいけどそれだけ。
ほんとにそれだけ。
『ゴジラ(2014)』『ゴジラ キングオブモンスターズ』まであったワクワクするようなSF感が無くなり、ただただ都合のいい陰謀論を元に話が進んでいくとんでも展開。
前作から続投のマディソンもゴジラの異変を感じるのはいいけど陰謀論をただただ信じるヤバイやつで、マディソンの父マークもいる必然性が皆無。
小栗旬の役は生死がはっきり描かれていないから今後も出てくる可能性もあるが、せっかく「芹沢博士の息子」という大事な設定を何も生かさずに白目を剥きながら気持ちよくなってるだけな悲しい事態に。
良かったところといえばサプライズ出演的なメカゴジラとキングギドラの骨の使い方くらいか...
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最後に
興行収入的には4.6億ドルと世界的に大ヒットした今作の影響で、今後のシリーズが怪獣映画ではなくただの娯楽映画になっていくならゴジラである必要も必然性もないんでやめてもらいたいところ。
...と、続けて書いていくと文句ばっかりになってしまうのでこの辺りで一言。
前作『ゴジラ キングオブモンスターズ』エンディングでのワクワクを返してくれ!