【感想】ゴジラvs.コング | 世界的な大ヒットはよかったが今後のシリーズが不安になる作品に

『ゴジラ(2014)』から始まったモンスターバースも今作で第4段目、前作『ゴジラ キングオブモンスターズ』は自分のツボに刺さりまくりなサイコーな映画になっていたため、否が応でも今作への期待が高まっていたなか劇場へ行ったネタバレありな感想を

 

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ストーリー

 

モンスターの戦いによって壊滅的な被害を受けた地球。
人類が各地の再建を計る中、特務機関モナークは未知の土地で危険な任務に挑み、巨大怪獣の故郷<ルーツ>の手がかりを掴もうとする。そんな中、ゴジラが深海の暗闇からその姿を現し、フロリダにあるハイテク企業エイペックス社を襲撃、世界を再び危機へと陥れていく。ゴジラ怒りの原因は何なのか。
エイペックス社CEOのウォルター・シモンズ(デミアン・ビチル)はゴジラの脅威を訴える。モナークとエイペックスは対抗措置として、ネイサン・リンド博士(アレキサンダー・スカルスガルド)やアイリーン博士(レベッカ・ホール)のチームを中心に、コングを髑髏島<スカルアイランド>から連れ出し、怪獣のルーツとなる場所を探ろうとする。
人類の生き残りをかけた争いは、ゴジラ対コングという最強対決を引き起こし、人々は史上最大の激突を目にすることとなる。
故郷を求めるコングと唯一心を通わせる少女ジア。一方、ゴジラを信じ、その真意を探ろうとするマディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)と級友のジョシュ(ジュリアン・デニソン)、そしてエイペックスの陰謀説を唱えるバーニー(ブライアン・タイリー・ヘンリー)は行動を共にゴジラを追う。
人類になす術はないのか――
エイペックスの研究員で故芹沢猪四郎博士の息子である芹沢蓮(小栗旬)の秘めた想いや目的とは?
怪獣を取り巻く人間たちの思惑が錯綜する。ゴジラとコング、彼らは人類の味方か、人類の脅威か。自然界最強の力の衝突する、地球の存亡を委ねた壮大な戦いが始まった。 彼らはなぜ戦うのか―。果たして、この頂上決戦の勝者は――

ゴジラvs.コング 公式ホームページより

 

感想

今までのモンスターバースで繋げてきたストーリーや怪獣映画のいいところをほっぽりだした今作。

 

正直なところ劇場で見たとき第一声に「おもんな...」って言葉がまず出てしまった作品に。

なぜそう思ってしまったかといえば『ゴジラ(2014)』から続くゴジラメインのモンスターバースだと思って見てたからっていうのが一番大きいと思う。

しかも同じモンスターバースでもコングメインで進む『キングコング : 髑髏島の巨神』と比べるまでもなくおもしろくない...

確かに戦艦の上 (ツッコムのは野暮か...) や香港での怪獣同士の対決シーンの映像はすごいけどそれだけ。ほんとにそれだけ。

『ゴジラ(2014)』『ゴジラ キングオブモンスターズ』まであったワクワクするようなSF感が無くなり、ただただ都合のいい陰謀論を元に話が進んでいくとんでも展開。

 

前作から続投のマディソンもゴジラの異変を感じるのはいいけど陰謀論をただただ信じるヤバイやつで、マディソンの父マークもいる必然性が皆無。

小栗旬の役は生死がはっきり描かれていないから今後も出てくる可能性もあるが、せっかく「芹沢博士の息子」という大事な設定を何も生かさずに白目を剥きながら気持ちよくなってるだけな悲しい事態に。

良かったところといえばサプライズ出演的なメカゴジラとキングギドラの骨の使い方くらいか...

 

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最後に

興行収入的には4.6億ドルと世界的に大ヒットした今作の影響で、今後のシリーズが怪獣映画ではなくただの娯楽映画になっていくならゴジラである必要も必然性もないんでやめてもらいたいところ。

 

...と、続けて書いていくと文句ばっかりになってしまうのでこの辺りで一言。

前作『ゴジラ キングオブモンスターズ』エンディングでのワクワクを返してくれ!