【感想】名探偵コナン 100万ドルの五稜星|青山ユニバースが函館を舞台にお祭り騒ぎ!

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2024年4月12日に公開された劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星 (100まんドルのみちしるべ)』

劇場版『名探偵コナン』シリーズ第27作目になります。

監督は『紺青の拳』『緋色の弾丸』の永岡智佳、脚本は『から紅の恋文』『紺青の拳』『ハロウィンの花嫁』の大倉崇裕、主題歌はaiko「相思相愛」が担当。

今年も劇場で鑑賞できたのでネタバレありの感想でも。

 

劇場版 『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』オリジナル・サウンドトラック

 

 

ストーリー

 

ついに明かされる“キッドの真実”ー
刀に秘した“真実”がいま月下へと導かれるー
恋も事件も波乱の展開!?天下分け目のお宝争奪バトルミステリー、今、その幕が上がる!

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』公開直前PV【4月12日(金)公開】 - YouTube より

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感想

前作『黒鉄の魚影』でついに念願の興行収入100億円を超えた劇場版名探偵コナンシリーズ。

そのプレッシャーから解放されたのか、今作『100万ドルの五稜星』は近年のシリアス路線から一転、お祭り騒ぎのような内容になっていました。

 

五稜郭に眠る秘宝をめぐる大バトル

メインのストーリーは、コナンと平次が怪盗キッドや武器商人カドクラたちと、土方歳三にまつわる刀を巡って争奪戦を繰り広げるというもの。

コナンと平次は、キッドとも協力し合いながら宝を横取りしようとするカドクラたちの作戦を次々に打ち砕いていきます。

特に、終盤の五稜郭での謎解きを終えてからのアクションシーンはいつもどおりのぶっ飛び具合!

函館の街中でカーチェイスが行われてる中に平然とスタングレネードをぶち込む紅葉&伊織。

スケボーでロープウェイを綱渡りで登るコナンに、セスナの翼の上で命綱無しでチャンバラをする平次など、いつも以上にありえないシーンのオンパレードでした。

一方、キッドはいつもの飄々とした軽快な動きでコナンたちを翻弄しますが、中森警部が狙撃されて怒るシーンは、キッドの新たな一面が見られる貴重なシーンと言えるでしょう。

 

引っかかった点

今回ミステリー要素もしっかりしていて、最後まで飽きさせないのですが、合間合間に挟まる紅葉と伊織のシーンがやや蛇足に感じました。

2人が登場するとそれまでのストーリーの流れが一旦止まるので、集中力を削がれいまいちノレず。

平次と和葉のラブコメパート的には紅葉が絡んでくることはしょうがないんでしょうが、基本的に平次&和葉には絡まないのでいる必然性がなかったのが気になりました。

 

青山ユニバース

今回、青山ユニバースとでもいうべき青山先生の他作品『まじっく快斗』『YAIBA』からのキャラクターも参戦。

まあそもそも『名探偵コナン』自体が青山ユニバース的なところがあるのでそんなに驚くことではないんですが、結構目立つ登場をして活躍をするのでびっくりしましたね。

 

衝撃の事実

そしてなんといっても今作最大の衝撃は、エンドクレジットシーンで明らかになる真実ですね。

キャッチコピーで「ついに明かされる"キッドの真実"」と謳われていたとおり、導入部分から新一とキッドの類似点を終始匂わせていた今作。

その理由がまさかまさかの、工藤優作と黒羽盗一 (人につける漢字じゃないw)が双子の兄弟だったことが判明しました。

しかも盗一が実は生きていたという『まじっく快斗』の設定を根底からひっくり返す出来事です。

 

最後に

「ついに明かされる"キッドの真実"」なんていうからどんなものかと思いきや、鑑賞後は本当に驚かされました。

ただ一部作画が崩れていたり、登場人物も多いのにあまりストーリーが整理されていないのでしっちゃかめっちゃかに感じるところも。

前作『黒鉄の魚影』、前々作『ハロウィンの花嫁』が良すぎたために相対的に評価は落ちますが、劇場版コナンシリーズとしては十分楽しめるレベルでした。