どうも最近AXNミステリーばっかり見てる管理人のそうです。
デビッド・スーシェ版『名探偵ポワロ』は以前から知っていましたが、ながら見くらいであまり真剣に視聴できていませんでした。
そんな状態でしたがAXNミステリー (現ミステリーチャンネル)の2023年2月の特集放送で毎日放送されていたので、全部は見きれなかったものの最終話「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜 (原題: Curtain: Poirot’s Last Case)」を見れたのでネタバレありの感想でも。
みごとにポワロロスになってしまいました。
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ストーリー
スタイルズ荘は、かつて殺人事件の舞台となった場所だが、現在はラトレル夫妻が経営するゲストハウスとなっていた。
ヘイスティングスは親友ポワロから招かれ、屋敷を訪れた。
ポワロとの再会を楽しみにしていたヘイスティングスだったが、出迎えたポワロは見違えるほど痩せ衰え、車椅子に乗っていた。
自分の身体の自由が奪われた状態のポワロは、ヘイスティングスを呼び寄せたのは「第二の殺人」を阻止するためだというのだった…。
Amazon Prime Video 名探偵ポワロ (字幕版) #70 カーテン~ポワロ最後の事件~ より
感想
デビッド・スーシェ版『名探偵ポワロ』は、1989年から2013年まで20年以上にわたって全70エピソードが放送されたテレビドラマシリーズ。
今作「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜」は、そのタイトル通りにポワロの最後の事件を描く最終話です。
原作小説で、ポワロが初登場した「スタイルズ荘の怪事件」と同じく「スタイルズ荘」がストーリーの舞台。
最後の事件が最初の事件の舞台で描かれるという設定で、それだけでテンション上がりますね。
車椅子なポワロ
久しぶりにヘイスティングスと再開するポワロは、ドラマを見ているこちらもびっくりする姿でした。
かつての姿から想像もつかないほどやせ細った様子で、車椅子に乗って現れるという変貌ぶりに、いやでもこれがポワロの最後の事件なんだということを感じずにいられません。
ストーリー中に見せるポワロの表情も、いつにもまして鋭く険しいのも印象的でした。
これから起きるであろう事件に対する態度も厳しく、どうしたものかと思いながら見てしまいました。
究極の殺人
ポワロに「究極の殺人」とまで言わしめた今回の事件、犯人はノートンでした。
一見すると気弱そうな人物に見えますが、その本性は冷酷で残忍な策略家。
彼の巧みな話術と陰謀によって、屋敷に集まった人々は心に嫉妬や疑念を植え付けられ、間接的に彼の欲望を満たすためだけに殺人を行ってしまう。
ポワロとノートンの直接対決の場面でも、見ているこちらも非常に不愉快でしたね。
ポワロに対し嫌味ったらしく振る舞ったり勝ち誇ってみせたりと、ノートンの持つ冷酷さと狡猾さがイー!!っとなります。
ストーリー中、スタイルス荘に集まった人物達に「他人の命を奪っていいいのか」という今作のテーマを語らせる中、ポワロは自らがノートンに対して罰を与えることを選んでしまう。
ポワロ自身も、この行動が正しい行ないなのか最後まで迷い、神に問いかけ続けていましたが、なんだかもやもやする悲しい結末になってしまいました...
ヘイスティングスとのやり取り
そんな暗い事件の中でも、ポワロとヘイスティングスのやりとりは、いつも通りのほほえましいものでほっこりしました。
ポワロが、ヘイスティングスに対して「あなたの脳みそは空ですか!」と怒鳴ったり、「飲み物を」とポワロが頼んだにもかかわらず「結構です」と勘違いして答えたヘイスティングスへ「私に!」なんて返すシーンは、シリーズを通して2人が築いてきた関係性が出ているので思わず笑ってしまいます。
最後に
「カーテン 〜ポワロ最後の事件〜」は、道徳的な葛藤や人間性に触れるストーリーで、多くの考えさせられます。
ポワロ自らが殺人を犯してしまったのもショックなんですが、ドラマを見てるこちらとしては、やはりポワロが亡くなってしまったことのほうがショックが大きいですね。
事件の真相もあり当分ポワロロスが続きそうです...
しかし、こんなストーリーを1943年に執筆していたアガサ・クリスティってやっぱりすごい。